2026/08/03

低周波垂直律動機BODYGREENにすごいエビデンスが出た!

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🟩 この論文の意義

閉経後の女性の視空間ワーキングメモリーが、有酸素、有酸素+振動刺激で両方とも改善されたことが報告されています。閉経後の女性の認知機能の低下も統計的なあきらかな課題でした。

 本論文の研究結果からは有酸素運動ではBDNF(脳由来神経栄養因子)との関連が強く示されています。BDNFは神経細胞の生存、シナプス可塑性、学習・記憶に重要な神経栄養因子です。一方、有酸素運動+全身振動では、IGF-1(インスリン様成長因子-1)の増加が強く示されています。

 WBVによる機械的振動刺激が筋・骨格系を介してIGF-1分泌を促し、それが脳へ作用する可能性を示唆しています。IGF-1は血液脳関門を通過し、神経再生やシナプス形成を促進することがわかっており、運動の様式・方法によって、認知機能改善を支える生物学的経路が異なる可能性が示唆されたといえます。

🟩 研究の発展の可能性

・低周波垂直律動機BODYGREENの周波数・振幅条件で、イリシン、オステオカルシンがどのように変化するかを測定することで、認知機能の改善効果を検証することができる可能性があります。

・ERP(事象関連電位)、つまり、刺激に対する認知・思考の過程で脳に生じる一過性の電位変化を測定することや、ワーキングメモリー課題を用いることで、振動刺激と神経認知機能の関連性を評価することができる可能性があります。

・従来の高齢者の運動は、有酸素運動+等長性運動(アイソトニック運動)が中心でした。加速度運動である振動刺激とその上にたって等尺性運動(アイソトメリック運動)をおこなうことで、多くの種類の「筋トレマシン」を使わない、トレッドミルの様な大掛かりな機器を設置しなくとも、「場所を選ばず」「ケガや痛みがあるときでもできる」「たっているだけで、すわっているだけで運動効果がある」という従来の介護予防システムにかわるあたらしい運動プログラム=介護予防2.0が可能となります。

・WBVの効果は、筋萎縮防止、骨密度低下予防、糖尿病に対する運動療法(オステオカルシン)が広く知られていましたが、本論文は認知機能の改善にたいする効果を示唆するもので、さらに多くの臨床的報告が待たれます。

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